ヒプノセラピーで前世療法を行ったとき、最後にハイヤーセルフと会いメッセージをもらいます。
最近のニーズとして、前世でもインナーチャイルドでもなく、ハイヤーセルフ(高次の意識)と直接繋がりたいというご希望があります。
セッション自体がハイヤーセルフからのメッセージとなったクライエント様のケースをご了解を得て掲載したいと思います。
まず今回ヒプノセラピーを受けに来られた理由は
スピリチュアルなご友人から守護神がいると言われたことから、守護神との対話の仕方を教えてくれるという人と出会った。
けれども、思うように対話ができない、停滞している感じがする。
原因としてどこかにブロックがあるのではないか。
それをヒプノセラピーによって解消したいということでお見えになりました。
・守護神との繋がりを確かに感じたい
・スピリチュアルの実感が持てない
・どうやったら心が汚れずに、守護神が離れずにいられるか
またお仕事では、ご高齢の方の介護をされており、現場での経験から、人の尊厳を守っていく必要性を強くお感じになられており
そのための活動を始めていらっしゃいました。
今回は長くなりますがヒプノセラピー前世療法の実際を全てお書きしたいと思います。
ヒプノセラピーにご興味を持たれていらっしゃる方々の参考になれば幸いです。
セラピーの目的・・・守護神と仲良くなりたい
※通常、誘導瞑想でイメージすることから催眠を深め、過去生への物語に入って行くステップを踏みますが、今回それがなく(誘導の必要がなく)ご自身から過去生へのイメージに入って行かれました。
(潜在意識に強く顕在意識化したい情報がある場合、セラピストの誘導無しで過去生や幼少の記憶に入っていくことがあります。)
前世へ
狭い階段がある 人一人が通れるくらい
素材は木だったり石だったり
灯はなく暗い
沢山段数を降りていく
降りた先は深い森 暗い森
足もとはふかふかしている
靴を履いている
女性の靴
洋服は青いワンピース
12歳
青い瞳 茶色
金髪の肩くらいまでの髪
木の幹が見える
沢山の木の幹
太い木
とても高い木
どうやって出よう、どうやって帰ろうと思っている
岩に囲まれた断崖
そこに建つ城
親しくない感じ
比較的近い場所に見える
私は女性で23歳
衣擦れするような、茶色のドレスに白いレースがある
瞳は黒
茶の髪
腰まである
一人でいる
ここから出たい
出たらもっと楽しい
もっと自由
色んなところに行きたい
外はわくわく 楽しいことがいっぱい
色んなところに行って、もっといろいろ見てみたい
城を出るのが楽しみ 馬車に乗って、旅をしたい
名前はキャサリン
自分を助けてくれる人がいる
世話をやいてくれる人
生活を支える人
身の回りの世話をしてくれる人
何不自由ない暮らし
お城にいれば何でも大丈夫
だけど外に行きたい
もっと冒険したい

暗い地下牢を見ている
外から
中に誰かいるけれど動かない
白い服を着たお年寄りがうずくまっている
女性の知らない老人
世話されずにそこにいる
どうしたらいいか分からない
牢屋があるのもショック
そこに人がいることがショック
どうにかしたい
どうしてだろう なんでいるのだろう
暗い地下で一人立ち尽くしている
声も出せずに立っている自分がいる
そこから去るのも嫌だし、立っていても何もできない
どうすればいいのか言葉を失って立っている
看護と食事はどうしているのか?
どうやって過ごしているのだろう
心を通わせたい 大事にしたい
老人一人
うずくまっていて見えない 放置されている
牢屋に入っていても、もっと大事にできるはず
寒くないかな ベッドはあるか
すごく気になるけれど近づけない
背中を向けて丸くなっている
私に気づいていいない
相手から何も言われない
私一人が、息を飲んで立っている
[ 場面が変わって ]
森の中の家の中
暖炉 あったかい家
さっきの老人がにこにことご飯を作っている
ひっそりと暮らしている
遊びに行ったら喜んでくれた ありがとう
足しげく通って、たわいもない会話をして楽しく過ごして
二人でこっそりと
誰にもに見つからない森の中で
一人で暮らしている
私だけそこへ行く
あばあさんは楽しみにしてくれている
おいしいご飯を作ってくれる あたたかい やさしいお家
光がいっぱい差し込む家
花と緑がいっぱい
ちいさな家
居心地のいい家
やさしいお家

けれども
おばあさんの中に入りおばあさんの気持ちを感じてみると
冷たく、暗く、押しつぶされそう
暗い中にいる
閉じ込められている
あきらめている
女性に戻って、女性の気持ちは
何でも話せる
何でも聴いてくれる
自由に話せる
話しちゃいけないことが何もない
自由
私らしくいられる感じ
老女を見るとあたたかい気持ちになる
私は25~28歳か
老女を逃した
邪魔されないように
秘密のお家
もうじき行けなくなる
結婚しなくてはならないから
おばあさんが一人になっちゃう
誰か老女を助けてほしい
虐げない人
誰にしたらいいか悩んでいます
おばあさんが一人になっちゃう
私の代わりをどうしよう
同じように大切にできる人がいて欲ほしい
でも誰がいるんだろう
システムを作らなきゃ
おばあさんが生きられるように
私がいなくても生きていられるように
誰を仲間にしたらいいのか
従者に頼もうと考えている
でも父の手下だから悩んでいる
殺されてしまうんじゃないかと悩んでいる
行けなくなったら、彼女は待ってしまう
だれもお手伝いしなかったら老女は死んでしまう
どうなるのか分らない
後悔してもどうにもならない
後悔がずっとある
「ごめんなさい」
最後まで面倒を見られなかったから ごめんなさい
助けなければよかったのか...
中途半端に逃してしまった
おばあさんはどう思ったのだろう
生殺しのようにしてしまったから
不安になったでしょうね
何も知らないで私を待っていたはず
急に来なくなったから毎日外を見ていた
嫁ぐって言えなかった
どうすることもできなかった
私が森で一人で世話をしていた
それをこっそり見張っている人がいた
でもどうなったか誰にも聞けなかった
結婚して子供も生まれて、幸せだったけれど、心のどこかでいつも老女を忘れなかった
どうしたらよかったのか
わたしがいけないことをしたのか
ただただ、ごめんなさい
ずっと心にはあった
誰にも言えず、ここに閉まってきた
城から外を眺め、森の中で生きてくれていたらいいなと、中途半端なことをしてしまったと悔やんでいた
人の命を中途半端にしたことを悔やんでならない
大切にしたかった
おばあさんを大切にしたかった
見捨ててしまったのだろうと、私が幸せであるほどおばあさんのことを思い出していて、その幸せが表面的なことに思えて、夫にやさしくされようと、子供が笑おうとおばあさんを思い出す
私を探しているのではないか
老女のことが頭から離れずに一人で黙っていた
わたしはひどい人ですね
中途半端なことをした
父に言ったら良かったのかもしれませんが、父には言えなかった 逆らうことができません
女だから立場が弱かった
私が言えば、おばあさんは殺されてしまうかもしれない
執着するなと父の一存で決められてしまうかもしれない
言えなかった 臆病でしたね
もっと自分に力があれば、父にものが言えたでしょうか
夫になる人にも言えなかったかもしれません
夫はいい人でしたが、領地が違うからおばあさんのことは言えなかった
そう自分の頭で考えてしまって、言えなかった
国と国とのバランスを直すのが私の役目だから、バランスを崩すことはできなかった
子供にも森に入っちゃいけないと伝えてきた 深いところに行っちゃいけないよと伝えた
怖かったから おばあさんが亡くなっている姿を想像して、怖くて、叫んだ
私を恨んでいるかもしれない
夫の家来たちは私のことを好きじゃない
政略結婚だから 外面はよくしてくれるけれど、腹の中ではよく思われていなかった
生きていくためにはそうするしかなかった
夫は良い人だった 夫には尽くした
私は頭の中で考えすぎた 自分で良い悪いを決めすぎたから、誰かに相談したら良かったのでしょうか
言ったところで切り捨てられたら、天を見る目が変わるから
何も言わないことを選んでしまった
子供を生んで育てるだけの女でした
仕事をしていたらおばあさんを助けられる智恵があったのかもしれない
領主として、主としての経験があれば、策を作れたでしょうね
あまり仲のよくないところへ嫁いだから、夫だけが救いだった
人質のような政略結婚
夫だけが救いで、私のことを大事にしてくれた
政略結婚だったけれど幸せだった
おばあさんのことがなければもっと幸せだった

夫の城には地下牢はなかった 皆、いい人たちで、私の父のことは嫌い
酷いことをする人で、でも力はあった 夫は優しかった
明るい城
太陽の光がいっぱい入る
私の城は暗くて、石の城 とても大きかった
でも冷たい
夫の城は小さいけれど、光の入るあたたかい城だった
皆やさしかったけれど、私の父には逆らえない 酷いことをする人だったから怖がって
私もそれを知っていたから、できなかった
誰も死んでほしくない
酷い目にあってほしくなかった
父が倒れてしまったらいいと思ったが、他にも影響が出るから 生きてもらうしかなかった
父には誰も逆らえなかった
冷たく強い人だった 恨みも沢山買っている
夫には感謝をしている
ありがとう、良き妻だったと愛してくれた
世継ぎも生んで感謝してくれた 城が安泰になったと 私は役目を果たすことができたけれど
おばあさんのことが頭を離れなくて、私は良い人だと思えなかった
お父さんが私を結婚させたから、おばあさんが一人になってしまった
誰にも世話されなかったら牢屋と一緒
どっちが良かったのでしょうか
何も見なかった振りをして、そのままにしたらよかったのでしょうか
それとも陽の光を浴びたほうが良かったのか
どっちにしても最後には一人で旅立つ
自分の生を人に委ねるしかなかった 森では自分で探したものしか食べられない
牢屋の中では誰かが食事を運んで来る
どっちがいい生き方なのか
森の中のほうが温かかったけれど、放り出されたほうがショックだったかもしれない
牢屋にいたほうがいいと思っていたのかと思うと、辛くなる
愚かさと女であることを恨んだりもする
おばあさん一人を助けられないのは情けない
国王になる人は、もっと力がある人なのかもしれない
夫は優しいかもしれないけれど、私は夫にはなれない 私自身には国を治める力はない
戦うことも治めることもできない
出来ることは、着飾ることと、子供を生むこと 情けないですね
それでも幸せだった 楽しかった
だれも私がこんなにひどい人だなんて知らない
滑稽でしょ
過去世女性からのメッセージ
やるならきちんとやりなさい
皆を助けるのなら、最後までしなさい 後悔しないようにやり続けてください
時間がかかっても最後までやり続けること
諦めない
負けない
誰に対しても負けないで、切り開いて、人を助けてください
あなたなら出来るから
あなたは悪くない
愛情がいっぱいあるから
優しい人です
前に進みなさい 立ち止まっていないで、あなたの進みたい道へ 仲間と一緒に
一人じゃできないから 仲間を作って 味方にして 家族を大事にして味方にして 前に進みなさい
成功するから 安心して進みなさい 良かれと思う道があったらそっちへ進みなさい
大丈夫、成功するから 安心して進みなさい
もっと沢山の人が待っているから 安心して進みなさい
そうしたらきっとおばあさんも救われるから
私の分も頑張って取り返して
託すから、お願いね
星の彼方からあなたを見ている人がいる
ずっと見守っている人がいます
明るい光を出してくれている
導く道がそこにある
明るい方へいきなさい
明るい方へ進むといい
星の彼方の人が頷いている そっちへ行けと促している
あとは歩くだけ
道はあるから進むだけ
今ある道を進みなさい
○○○さんは感のいい人だから、気が付いている
手を差し伸べてくれる人がひるでしょう その手を取ればいい
そのうち沢山手が伸びてくれば、その手を取りつつ進めばいい
自分がやらなくても手が伸びてうるから 伸びた手を掴むだけでいい
(ピンク、白、明るい光、優しい光に包まれている、あたたかい)
ハイヤーセルフからのメッセージ
人の形をした光
さっきと同じ光
癒される
正しい道へ進みなさい
明るい方へ
私が示しているから、そっちへ進みなさい
明るい方
より楽しく明るい方へ
先が広がる方へ
わかっているから 感じられているから
自然と生きたくなる方へ進みなさい
間違っていないから
いい方へ進みなさい
もう分っている もう感じ取れているから
悩まないで
あなたがいいと思う方であっているよ
疑わないで、明るい方へ進みなさい
感がいい人だから 疑わないで 受け止めるだけでいいから
もう分っているから 届いているから
明るい方へ進みなさい
自分から掴もうとしなくても
手が伸びてくるから 伸びた手を取る それだけでいいから
自分から手を掴まなくていいから
伸びて来たてを掴みなさい
おばあさんも見守っているから
笑いながら手を差し伸べているから
間違ってないよと言っているから
その手を取ればいい
伸びた手を拾いなさい
それが大事だから

過去世で葛藤をかかえていた魂
その葛藤が明らかにされ昇華したセッションになりました。
クライエント様が望んでいた「守護様と仲良くなりたい」ということへの、期待したような形のお答えの示され方では無かったかもしれません。
でも実はそう考えることが、二元論なのです。
神様や、守護さま、その他お守りしてくださっている存在の答えとは、このようなものです。
なぜなら神様や守護さまが御守りしてくださっていると思えても、本当のところはそれら含めたあなたたが、神の宮そのものなんですよということだからです。